キーワードのマッチタイプとその活用方法
検索広告を出稿するにあたり、基本的な運用方法
まずは部分一致を指定することをおすすめします。 次に、ビジネスとの関連性が低い Google 検索で広告が表示されないように、除外キーワードを追加します(省略可)。
※Google広告ヘルプ
対象となるユーザーがどのような検索語句で検索をしているのかを考え、
その検索語句に関連するキーワードを設定し広告を配信するのが
リスティング広告の検索広告になります。
ただ、そのキーワードを設定するにしても、
マッチタイプの設定によっては
ターゲットのユーザー以外の検索語句に対して広告を配信したり、
もしくはターゲットのユーザーへ広告を配信することができなく、
機会損失になることもあります。
今回はそんなマッチタイプについての初歩的な考えと、
どのようなマッチタイプが良いのかの解説ができればと思います。
キーワードのマッチタイプの種類

マッチタイプは4種類
広告を出稿することになります。
ただ、完全一致といっても類似するパターンの検索語句や
同じ意味を持つ検索語句でも広告を配信できるため、
全くの完全一致というわけではありません。
検索したユーザーへ広告を出稿することになります。
ただ、完全一致と同様に類似するパターンの検索語句にも
広告を出稿することができます。
全くの完全一致というわけではありません。
※例(女性 ぼうし →女性用 ぼうしで検索したユーザーへ配信)
設定したキーワードを含む検索語句であれば広告を配信することになります。
※例(+女性 +ぼうし →ぼうし 女性用の検索語句でも配信できます。
指定したキーワードを含むものでなくても広告を配信することになります。
※例(女性ぼうし → レディース 帽子 おすすめ)
冒頭にGoogleでは部分一致を指定することをおすすめしますと書いてありますが、
広告の運用の仕方によっては思った以上に広告費を使ってしまって、
目的に沿った広告配信ができない可能性が高いです。
そのため、まずは一番親和性の高い検索語句を完全一致で登録し、
広告を配信し、徐々にマッチタイプを緩和させるのが健全化と思います。
実際のマッチタイプの広告掲載例

各マッチタイプの検索語句がどれくらい広告配信の可能性があるか、
見てみたいと思います。
これはあくまで例であり、Googleのアップデートや
どのくらい類似したキーワードとして判断されるかによって違う場合がありますが、
基本的な概念として理解していただければと思います
上図を見るとわかる通り、部分一致は今回の検索語句で言うと、
すべて広告配信をすることができております。
ただ一方で設定していない検索語句でも配信される可能性もあります。
実際に配信してみると、全く関係なさそうな検索語句でも広告配信の可能性があるので、
部分一致でのキーワード配信は気を付ける必要があります
なぜGoogleはそこまで部分一致を推奨するのか!?
3語以上の検索語句を占める割合は全体の54%
ご自身の実際の検索する時の検索語句を想像していただければわかると思うのですが、「東京 〇〇 おすすめ」とかで検索するように3語以上で登録することが多いです。
1語であればそこまでキーワードの設定に時間がかかりませんが、
3語以上のキーワードを広告に設定するとなると時間がかかりますよね
過去6ヵ月に検索されたことがない新規検索語句が占める割合は20%
昨今SNSやYoutube、音声検索等が成長する中、ユーザーの検索する語句自体も様々なものになっております。
そんな世の中で、完全一致したキーワードでの広告配信、 絞り込んだキーワードだけではターゲットとなる検索語句を賄いきれない可能性が高い
というのがGoogleの考えだと言われております
だから、関連する検索語句に広告を配信できる部分一致を指定することが推奨なのだと思います。
部分一致でなくても検索語句を拡張していく方法
検索語句を拡張しての獲得は徐々にマッチタイプを緩和
検索語句を拡張して獲得するためには、一気に部分一致登録は怖いですよね。そのため、下記のような形で緩和していくのが
危ない橋を渡らなくて済むと思います。
マッチタイプの緩和方法
実際の例であげると下記な感じになります
ポイントなのは、常にターゲットのユーザーとして角度が高いところから、
マッチタイプを緩和させること、
最後に関しては「女性 ぼうし セール」等でも広告配信できる可能性があるので、
そのような可能性も踏まえて緩和させていく。
上記の方法はあくまで一例です。
そして月間の広告費によっては、配信するキーワードを絞った方が、
成果が出る場合もありますので、適宜チャレンジして効果検証してみてください