インプレッション損失とは?
インプレッションシェアの理解
インプレッションとは?
インプレッションとは呼んで字のごとく「表示」という意味なので、
広告の表示のことです。
つまりインプレッションシェアというのは、
自身が配信している広告が全体のどのくらいの割合を占めているのかを、
数字で表したものになります。
広告が表示される仕組み
広告が表示される仕組みは、
広告ランクに基づくオークションによって表示されるかどうかが決まります。
実際のキーワードの入札価格と広告の品質によって、
実際の掲載順位が決まります。
ただ、その広告が表示される場合もオークションの機会にかかわらず、
広告が表示されない場合があります。
それを次で説明させていただきます。
広告が表示される仕組みの1つ(広告ランク)とは?
インプレッション損失率とは?
広告の表示機会の損失のことである
「インプレッション=広告の表示」で「損失率=損失している率」のことなので、
何かしらの理由で広告表示機会を損失している割合のことを示してます。
つまり広告を表示できていないということになりますので、
折角広告を配信しているからにはその損失は少ない方が良いですよね?
次でそのインプレッション損失の種類について説明させていただきます。
インプレッション損失にも2の種類がある!?
インプレッション損失(予算)とは?
キャンペーン単位の予算設定によって広告機会を失っていること
インプレッション損失の中の1つ目の種類は、
「インプレッション損失(予算)」になります。
これは単純に言うと、
キャンペーン単位で設定している予算の上限に達してしまって、
広告が表示できていないということになります。
ただ、インプレッション損失(予算)は簡単な方法で解決できます。
解決方法①:キャンペーン単位の予算を増やす
こちらは単純な話なのですが、
「キャンペーン1日の設定によって上限に達している」ということなので、
これを開放してあげれば良いのです。
インプレッション損失率が50%で1日のキャンペーン予算が10,000円だった場合は、
本来20,000円分の広告表示ができていた可能性があるということです。
もったいないですよね。でも、月の配信金額によっては
「そんな予算を倍にすることなんて無理だよ」という方もいると思います。
そうなった時に次の解決方法があります。
解決方法②:入札価格を下げる
キャンペーンの予算上限を上げられないのであれば、
配信できる金額を少なくするしかないです。
配信金額を抑制するには入札を下げることで解決できるので、
例えばインプレッション損失率が50%で、
1クリックあたりの金額が100円だった場合は、
それを半分の50円にすればそれを解決できる可能性が高いです。
このどちらか2つを行えば解決できます。
インプレッション損失(ランク)とは?
広告ランクによって広告機会を失っていること
「広告ランク?」と思う方もいると思いますが、
オークションの際に広告の掲載順位と広告掲載の有無を
決めるために使用される値です。
つまりオークションの際の何かしらの原因によって、
広告機会を失っていることになります。
これはインプレッション損失(予算)より解決するのが難しいです。
もし広告ランクについて知りたい方は下記「広告ランク」について解説してます。
広告が表示される仕組みの1つ(広告ランク)とは?
解決方法①:入札を上げる
広告ランクは、「入札価格×広告の品質」で算出されるので、
単純に入札価格を上げるのが一番手っ取り早いです。
ただ入札を上げるということは、
1クリック当たりのクリック単価が上がるということなので、
CPA、1CVあたりの単価が上がりやすくなります。
そのため、入札価格を上げない方法が次になります。
解決方法②:広告の品質をあげる
広告ランクは「入札×広告の品質」で算出されるので、
その広告の品質を上げることで解決できます。
広告の品質では推定クリック率や広告の品質、
ランディングページの利便性で判断されるので、
「ユーザーによってより良い広告を届けられているか」という基準で判断されます。
つまり広告文だったり、ランディングページの読み込みスピード、
入札したキーワードに関連する広告を届ける等不確定要素が高いですが、
これを上げることで解決できます。
広告の品質とは
一番意識しないインプレッション損失はどっち?
インプレッション損失(予算)は0%が望ましい
理由①:単純なキャンペーンの設定ミスがほとんどの理由
前述した通りで、
インプレッション損失(予算)に関してはキャンペーン予算が、
上限に当たっているということなので、これは単純に設定ミスです。
予算を上げればいいだけだと思います。
理由②:予算に対して配信を強化しすぎているから
普段皆さんは、1から10しかできないのに、
15のことをしようとは思わないですよね?
インプレッション損失(予算)ではそれが起こっているということになります。
これも運用者のミスでしかないので、
配信を抑制して適正の配信にすることをオススメします。
インプレッション損失(ランク)は0%にできる?
理由①:限りなく0%は難しい
インプレッション損失(予算)に関しては0%にできるのに対し、
インプレッション損失(ランク)は0%にするのは難しいです。
なぜならば、入札を最大限に上げてかつ、
広告の品質を最大評価でなければならないからです。
ブランドキーワードであっても、
ギリギリ広告の品質(品質スコア)が最大評価の10になるくらいなので、
インプレッション損失(ランク)を0%にするのは難しいです。
ただ、広告の品質を上げることでも0%に近しい数値にはできるので、
その数値の変動を見てから次どうするか、
施策を考えるための基準になると思うので、
定期的に一応見ておきましょう。